同連盟によると、着物の売り上げは現在、1970年代のピーク時に比べ、6分の1から7分の1。中崎良文事務局次長は「特に男性用は消滅するかもしれないという危機感があった。和服の男性が、かっこいいと思われるデザインにしていきたい」と話す。
一方、女性用は、冠婚葬祭などの際に使う無地の着物は大量生産されているが、訪問着や振り袖は、染色や刺しゅうなどの工程が複雑で、実現していない。
服飾評論家の市田ひろみさんは「従来の販売方法は、在庫が増え、無駄が多い。女性用も含め、和装業界も業者が集まって商品を作り、流行を生み出す時代になるのではないか」と話している。